1.安全性について


大豆を中心として米・麦などの穀類エキスを主成分とした非常に安全性の高い抗菌消臭剤です。

銀系でも、塩素系でも、アルコール系でもない。
陽イオン系・非イオン系・両性イオン系の界面活性剤を組み合わせてます。
重金属を全く含みません。

急性経口毒性試験「LD50値」は、6000mg以上です。(日本食品分析センター調査)
安全性の目安としてOECD基準に基づく試験での数値です。

体重1kg当たりで算出した数値です。数値が大きいほど安全性が高いといえます

塩・・・4500mg/㎏以上
コーヒーのカフェイン・・・1950mg/㎏以上
※2000mg/㎏は安全基準に適合とされています


皮膚一次刺激試験の結果は陰性です。(日本食品分析センター調べ)

OECD基準(経済協力開発機構)に基づく試験で、製品を添加した紙タオルをウサギの皮膚に24時間貼り付けてた結果、皮膚の刺激性は全く認められませんでした。


皮膚感作性試験の結果は、「皮膚感作性を有さない」です。(日本食品分析センター調べ)

Maximization法により皮膚感作性試験を実施しました。



食品衛生法の規格基準第5条の洗浄試験の結果、適合してます。(愛知県薬剤師会調べ)

現在、国公立や私立病院などでは、商品を希釈したものを野菜・果実洗浄に使用しています。


変異原性試験(5菌株)の結果は、陰性です。(日本食品分析センター調べ)
労働省告示第77号に準じた試験を実施しました。


2.抗菌力について


従来の抗菌剤は抗菌力を発揮する対象の菌が限定されていましたが、

「お豆の力」は多種多様な抗菌力を発揮します。


菌  名 Control 経過時間 結 果 試験機関

MRSA             (メチシリン耐性黄色ブドウ菌球) 5.3 * 10 の5乗 6時間後 検出せず 日本食品分析センター

大腸菌 2.6 * 10 の6条 5分後 検出せず 日本食品分析センター

O-157(病原性大腸菌) 5.0 * 10 の4乗 2分後 検出せず 愛  研

サルモネラ菌 1.0 * 10 の6乗 1分後 検出せず 日本食品分析センター

レジオネラ菌 8.3 * 10 の5乗 5分後 検出せず 日本食品分析センター

白 癬 菌(水虫の原因) 2.8 * 10 の2乗 5分後 検出せず 日本食品分析センター

緑 膿 菌 1ml/10 の8乗 5分後 検出せず 日本食品分析センター

カ   ビ 全面積の1/3を超える 28日後 検出せず 日本食品分析センター

ヘルペス菌・肺炎桿菌にも効果があります

<他の抗菌剤との比較>

MRSA(耐性黄色ブドウ球菌)や大腸菌に対しての、

菌の増殖を阻止するために必要な抗菌剤の最小濃度(MIC)を比較しても抗菌効果が優れています。


菌数の試験データ比較の一例

トイレ清掃後のモップの菌数 (薬剤師会での試験結果)

未処理品 2.7×1012/g (2兆7千億個)

洗剤洗浄後 6.0×108/g (6億個)

漂白剤30分間使用後 1.3×108/g (1億3千万個)

大豆の力希釈液30秒間洗浄後 300以下/g (検出せず)

抗ウィルスについて

*A型インフルエンザウィルス(エンベロープのあるウィルス)に対し、
99.9%以上減少。スプレー後、2日後も効果あり。
*ネコカリシウィルス(ノロウィルス代替菌)で5分で99.9%減少しました。

3.消臭力について


「大豆の力」は臭気を感知する人間の鼻粘膜を刺激する

イオン性を持つ臭気ガス微粒子を、高分子陽イオン界面活性剤で

化学的に吸着中和して、粘膜を刺激しない物質にする効果と

腐敗や発酵させて不快臭を発生する細菌やカビ類を

強い制菌力により制御して臭気に発生を防ぎます。



基本的に速攻性がありますが、対象物によって消臭効果が1時間後や

半日後の場合もありますし、繰り返し使用した方が良い場合もあります。

また、持続時間も対象物からの臭気の発生度合いによって異なります。



ディッビング法による消臭試験の結果は、



アンモニア し尿のような臭い 特に高い効果がある。

トリメチルアミン 腐った魚のような臭い

ノルマル酪酸 汗臭い臭い

硫化メチル 腐ったキャベツのような臭い 高い効果がある。

ノルマル吉草酸 むれた靴下のような臭い

イノ吉草酸 むれた靴下のような臭い



消臭試験方法ディッピング法とは?

1リットルの三角フラスコを用いて、それぞれの臭気試薬をマイクロシリンジで、

フラスコ内の臭気濃度が一定になるように調節し、

ゴム栓で密封したフラスコ内に臭気剤のサンプルを注入し、

一定時間経過後、ガス検知管で濃度の測定を行ない残留濃度とすること。



ディッピング法は、消臭剤と各臭気に対する効力を選定する上で参考になる。



アンモニア 消臭剤0.2ml使用

初期濃度 250ppm

30分後の残留濃度 検出せず



トリメチルアミン 消臭剤0.2ml使用

初期濃度 60ppm

30分後の残留濃度 検出せず



ホルムアルデヒド 消臭剤1ml使用

初期濃度 10ppm

30分後の残留濃度 2ppm

50分後の残留濃度 0.5ppm



メチルメルカルプタン 消臭剤1ml使用

初期濃度 10ppm

30分後の残留濃度 6ppm



4.長い持続力




不織布に含浸させ袋に入れて約2年半放置してあったものを、

改めて抗菌テストを行ったところ当初と殆ど変わらない抗菌力を確認できました。



学校や幼稚園の砂場に用いるため、特殊工法で含浸させた抗菌砂を、

JIS基準に従った耐候性試験で確認したところ2年半放置された状態で、

担当する試験でも98.7%の抗菌効果が認められました。 





通常市販されている除菌剤のほとんどがアルコール系です。

一部は、次亜塩素希釈品や安定化二酸化塩素等です。

いずれも揮発性のもので、噴霧直後は除菌効果がありますが、

その後(揮発後)は、除菌効果が無くなってしまいます。