健康関連情報 of うつくしま

福島県いわき市にある漢方・薬草専門の堀薬局さんのサイトに、放射線に対する日常生活のさまざまな対し方が書かれていました。多面的な視点から提案されていますので御参考迄。
サイトはイラストも入って分かりやすいです

原発事故を超えて生きるシリーズ

放射線とガン/個人でできる対策

1.放射能を浴びるリスクとは

得体の知れないお化け・・・このように放射能を恐れるよりは、それを浴びた場合どのような実害があるのかを具体的に理解しておきたいものです。そうした方が放射能に前向きに対処していける筈です。

放射線を浴びたことによる実害は、なんと言っても、ガン(甲状腺ガン・白血病・乳ガン・その他)にかかることと言えます。
もちろん、被曝すればすべての方が即ガンにかかるという訳ではありません。
被曝した時の年齢、被曝した量に大きく左右されますし、その人の体質や偶然的な(未解明の)要素も大きく、放射線を浴びた事でガンが発生したとはっきり言えるケースは、それほど多くありません。また、多くは、被曝してから数年から10年以上の歳月が過ぎて初めてガンの発症が分かります。

ロシアのチェルノブイリ原発の事故でも、子供たちすべてが甲状腺ガンになった訳ではなく、統計的に見ると、ガンの発生が事故前の小児10万人・一年間あたり0.1人から事故後10年を経た1996年に12人となったという状況です。(確率的には100倍以上 ・ 高濃度汚染地域での統計)
また、その他のガンでも、統計的にその発生率が5割とか倍近くに上昇していますが、これが純粋に放射線の被曝によるものなのか、それとも被災や移住、職業を失った事等によるストレス、またそれに関連して生活習慣が乱れたことによるものなのかははっきりしていません。

しかし、こういった過去の経験に照らせば、いずれにせよ今福島に住む私たちひとりひとりにとっても ── 「絶体絶命」ではありませんが、 ── ガンにかかる確率が大きくなっているとは言えます。

もちろん、この確率を下げる方法があれば、私たちも日々の生活の中で努力や配慮をしたいものです。一方で、努力を継続するには、その効果が確実で、医学的・科学的にも根拠がある事を確認しておきたいものですね。

2.「放射線」だけでなく「活性酸素」にも注目すべき

一般的にガンは、細胞内の遺伝子(DNA)が傷ついた後に、その修復過程で間違い(ミス)が生じ、その結果「狂った」細胞が増殖したものと言われます。
放射線は人体の細胞内を通過する際、細胞の核にぶつかり、核内の遺伝子を損傷させることがあります。その結果、不必要に遺伝子の破損と修復の回数が増え、修復ミス(がんの発生)が誘発されます。それ故、放射線は恐れられ、被曝線量を抑えることに注意や努力が注がれているのです。

しかし、これは医学的に判明していることですが、放射線が直接細胞の核にぶつかって遺伝子を傷つけるケース(図中B)はむしろ少なく、大半は、細胞内に生じた「活性酸素」が遺伝子を傷つけているケースだと言われます。
細胞の核にぶつからないで、その傍を通り過ぎていった放射線(図中A、C)は「無害」だったのかと言えば、実は体内の水分子に衝突し、「活性酸素」を生じさせることによって遺伝子を傷つけていたのです。その割合は、放射線による被害全体の実に6~7割以上といわれます。

お住まいの場所によっては、努力しても一定の放射線を浴びることは避けられません。しかし、被曝がガンにつながっていく仕組みの中で「活性酸素」が要(かなめ)となっているという事実は、生活の中でさまざまな工夫や配慮を行い、対策を立てる余地があると教えてくれています。
例えば、タバコを吸えば体内に多くの活性酸素が生じることが分かっていますし、一方で喫煙がガンの発生を促すことも統計的にはっきりしています。お住まいの場所の線量が高いと思われれば、禁煙や喫煙の本数を減らす・・・そんな対処でも効果的に被曝の害を埋め合わせする事ができます。
また、休養を充分に取り、ストレスを溜め込まないようにする、飲酒を控える、などでも「活性酸素」を低減させることが出来ます。活性酸素を増やす紫外線(日光)にも注意したいものです。
さらに、より積極的に活性酸素の除去を考えることも出来ます。抗酸化作用のあるとされる食材や薬草、ビタミンなどをバランスよく生活に取り入れ「活性酸素」の発生を阻止したり、「中和」したりすることも可能です。

たとえ放射線の被曝に細心の注意を払っていても、その他の生活習慣が「活性酸素たっぷり」では片手落ちとなります。何故なら、仮に放射線がゼロの場所でも、ガンにかかる時はかかるからです。たとえ放射線を浴びなくても体内には常に「活性酸素」が発生しているからです。

(例)
タバコを日に20本吸って暮らす害 = 空間線量28マイクロシーベルト/1時間の場所で暮らす害
出典:ミシガン大学の推計
http://www.umich.edu/~radinfo/introduction/risk.htm

毎日の食卓に抗酸化成分を シリーズ2

. 放射能と向かい合う

被曝を減らすための方法については、様々なメディアから情報が提供されています。長袖の着衣やマスク、屋内の清掃や庭の除染方法などです。
しかし一方で、いったん被曝してしまった分を「除去」したり「毒消し」したりするといった情報は意外に乏しいように感じます。
ここ福島およびその周辺では、一定程度の外部/内部被曝を許容しなければ、到底現実の生活を営む事は不可能です。このため被曝量を減らすよう努めるのはもちろんとしても、併せて、いったん被曝した分についても出来る限りの対処をしたいものです。

前回に引き続き、この点について考えてみたいと思います。

最終的な目標は、ガンにならないこと。健康被害を回避すること。

前回は、ガンにならない対策として「活性酸素」の害を減らす「抗酸化物質」に注目しました。
なぜなら、放射線被曝の害といえば、まずはなんと言ってもガンにかかることと言えますし、一般にガンが発生する過程で「活性酸素」が大変重要な働きをしている事も明らかになっているからです。そして、たとえ放射線被曝の場合であっても、同様に、それがガンを引き起こす過程では「活性酸素」が重要な役割を果たしていると分かって来ています。

さらに被曝による害はガンだけではなく、実際には、その前段階的なだるさや易疲労感、ちょっとした病気が治らず慢性化するなど様々な健康被害も報告されています。そういった症状についても「抗酸化物質」を通して予防を図っていきたいものです。

今回は、それらの「抗酸化物質」について具体例を挙げてみます。

以下では、大きく分けて①「フィトケミカル」②「ビタミン」③「ミネラル」④「その他」の各項目に分けて列挙致しました。

3. ■- 活性酸素を低減する作用(抗酸化作用)を持つとされる物質、食材一覧 -■

①■フィトケミカル(ファイトケミカル)(phytochemical)■
語源:phyto(植物) + chemical(化合物)

「フィトケミカル」とは、食物繊維に続く「第7の栄養素」として最近注目を浴びているもので、植物由来の健康に有用な作用を持つ化合物のことです。その種類は4000以上あるとされます。(ビタミンを除く)
「フィトケミカル」は、さらに細分化し、イ)ポリフェノール群、ロ)カロテノイド群、ハ)硫黄化合物群の3群に分類されます。以下では各群について、抗酸化作用の認められる典型的な成分と食材を列挙しました。

イ)フィトケミカル~ポリフェノール群
「ポリフェノール」は植物が紫外線等から自身を守るために持っている物質ですが、人間の体内に入っても抗酸化物質として有効に働きます。フラボノイド類と非フラボノイド類に分かれます。

分類・成分名食材フラボノイド類アントシアニンブルーベリー、いちご、小豆、黒豆、黒米、紫芋、グレープフルーツ、プルーン、ナスの皮、ぶどうなどイソフラボン味噌、納豆、豆腐、高野豆腐、大豆、豆乳、湯葉、油揚げ、おから、きな粉などフラボノール(ケルセチンなど)ブロッコリー、玉ねぎ(特に外皮)、そば、ニラ、大根、りんご(皮)、紅茶、どくだみ、チョコレート、ココアなどフラボンセロリ、パセリ、ピーマン、春菊などカテキン緑茶、レンコン、赤ワイン、リンゴ、ブルーベリーなど非フラボノイド類セサミン・セサミノールごま、ごま油クルクミンウコン( = 宇金・ターメリック)、ショウガ、ガジュツ

ロ)フィトケミカル~カロテノイド群
「カロテノイド」とは、緑黄色野菜や果物に含まれる色素成分の総称です。 分かっているだけでも600種類以上あります。

β-カロテンにんじん、カボチャ、モロヘイヤ、春菊、あしたば、ほうれん草、つるむらさき、大根の葉、かぶの葉、海苔、さつまいもなどα-カロテンにんじん、カボチャ、サツマイモ、マンゴー、グリンピースなどゼアキサンチン/ルテインクコの実と葉、ほうれん草、卵黄、ブロッコリー、トウモロコシ、キャベツ、パパイヤ、マリーゴールドなどアスタキサンチン鮭(サケ)、イクラ、エビ、カニ、タイ、一部の藻類などリコペントマト、スイカ、人参、柿、パパイヤ、グレープフルーツ(赤)など

ハ)フィトケミカル~硫黄化合物群

スルフォラファンブロッコリー、菜の花、大根、カイワレ大根、キャベツなどアリシンニンニク、長ネギ、玉ねぎ、ニラなど

② ■ビタミン■

ビタミンAにんじん、ピーマン、ほうれん草、小松菜、キャベツ、長ネギ、昆布、青海苔、卵黄、うなぎビタミンC(アスコルビン酸)レモン、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、菜の花、柿、キウイ、アセロラ、ローズヒップ、果物全般ビタミンE卵黄、大豆、アーモンドなどのナッツ類、穀物胚芽、ローズヒップ、柚子、洋梨※ビタミンAとビタミンEは脂溶性です。過剰摂取の副作用がありますのでサプリメント等で摂取する場合は摂り過ぎにご注意下さい。
③ ■ミネラル■

亜鉛牡蠣、うなぎ、納豆、ホタテ、黒米、煮干、ゴマ、ココア、芋茎などセレン小麦胚芽、玄米、ぬか、玉ねぎ、ブロッコリー、ニンニク、いわし、マグロ、たらこ、筋子、かつお、鶏卵
④ ■その他■

グルタチオンアボガド、アスパラガス、ブロッコリー、ほうれん草、赤貝コエンザイムQ10大豆、アボガド、落花生、ほうれん草、鯖(サバ)、鰯(イワシ)α-リポ酸トマト、ニンジン、ブロッコリー、ほうれん草、ジャガイモ

4. 漢方~生薬/薬草における抗酸化物質生薬・薬草系の素材は、もともと自然の植物から採取され、実際の経験からその有用性が評価されて来たものですから、その多くはポリフェノール等を多く含み、「抗酸化物質の宝庫」となっています。
しかし残念ながら、その多くは漢方薬の成分として用いられるもので、手軽に家庭料理に使える状況ではありません。以下はご参考までにご覧下さい。
(例) サフラン、牛黄、高麗人参、黄連、黄柏、山梔子、夏枯草、連翹、忍冬、牡丹皮、甘草、芍薬、黄ごん、紫根、弟切草、田七、枸杞子、ウコン、ガジュツ、キャッツクロウ、イチョウ葉、ルイボス・・・等々

5. 各食材の調理法・摂り方について1)「がん細胞は低体温が大好き」と言われます。これは身体を冷やすと免疫力が低下する為です。

また冷飲食をすると胃腸機能を低下させ、せっかく摂った食品も体内に吸収されにくくなります。そこで食材に注意されるなら、併せて、加熱調理のうえ、温めて召し上がることも大切と言えます。
そもそも身体を温めること自体でも、多くの病気・不調を予防することが出来ます。
特にポリフェノール群は概して熱に強く、煮たり炒めたりしても安定していますので、安心して調理に工夫をこらしてみて下さい。
ビタミンCなど熱に弱いものもありますが、その点は意識してビタミン剤等で補うというのも一法だと思います。

2)特定の緑黄色野菜を多く食べるのではなく、多品種をバランスよく摂取した方が良いというのは栄養学的に良く言われることです。
一方、化学的に見た場合も、上記に列挙した成分は、単品よりもむしろ組み合わされることで補完し合い、相乗効果が期待されると報告されています。
特にビタミンCとビタミンEに様々な抗酸化物質を加えた組み合わせが活性酸素除去に効果的であると報告されています。

3)特にポリフェノールは効果的に働く時間が短い(摂取後3~4時間)ので、一度に沢山摂るよりは三食にまんべんなく振り分けて摂った方が効果的です。

6. まとめ放射線被曝が避けられない中、その健康被害を抑える食事として・・・
新鮮で色鮮やかな食材、とくに野菜類を、まんべんなく充分に摂ることが効果的と言えます。
今までもよく言われて来たことが、変わることなく原発事故の渦中にいる私達を支えてくれます

日常生活で生じる活性酸素を減らす シリーズ3

1. ていねいに生活し、回避できる「活性酸素」は回避する

放射線を浴びれば体内の「活性酸素」はイヤでも増えて来ます。この増えた「活性酸素」を出来るだけ消去しようというのが、前回のお話でした。

ところで、この有害な「活性酸素」を生み出す原因は、何も放射線を浴びた場合に限ったことではありません。体内に発生する過剰な「活性酸素」は、基本的にその人の生活習慣や行為、ときに不摂生等から生み出されます。

今、将来の健康や安全が覚束ない中で、改めてこれらを見直すことによって、体内の「活性酸素」発生レベルを低くして置きたいものです。
そのことにより、被ばくの害を受け入れる余地が増すだけでなく、日常の各種病気の予防も図り、また日頃の疲労感や各種不快症状も減らすことにより、むしろ従前より健康な暮らしを目指したいものです。

2. 従来の生活で生じていた「活性酸素」をチェック!

~「○○炎」に注意!発熱や痛み、かゆみ、また血液検査の数値などに注意して下さい。炎症を意味することがあります。
特に慢性の症状は長期にわたるため、悪影響が大きくなります。放置せずに炎症がしっかりと完治するまで治療を継続されることをおすすめ致します。
具体的には、「(慢性)○○炎」といわれるような症状のことです。たとえば、皮膚炎、鼻炎、口内炎、咽頭炎、気管支炎、胃炎、肝炎、腎炎等々です。

炎症はその場所から大量の「活性酸素」を放出するため、ガンの最も原初的な細胞変異を引き起こすだけでなく、その刺激によって、潜在的に過ぎなかったガンを一気に顕在化あるいは悪性化・増大化させる傾向も持っています。
(例)胃炎→胃がん、肝炎→肝がん など

この対策として以下を・・・

⇒対策① 炎症があれば、早めに治療を始め完治するまで継続する。
(例)胃炎→ピロリ菌の除去、腎炎→血糖の管理などもしっかりと
なお、小さな炎症は、健康に見える人でも日常的に体のあちこちで発生しています。「○○炎」という病症名のつく病気に罹っていない人でも、以下の対策②③は「活性酸素」を減らすのに有効です。

⇒対策② 免疫力を高める
食事、漢方薬などで。
これは炎症の原因となる病原菌やウィルスに抵抗できる基礎体力をつけておくという意味です。
炎症治療を補佐するという面と炎症性疾患を予防するという面、いずれでも有効です。
免疫力を高める漢方薬:高麗人参、黄耆、補中益気湯、十全大補湯、黄耆建中湯、人参養栄湯、帰脾湯・・など
生活上の注意点:身体を冷やしすぎない。冷飲食を極力避けるなど その他:味噌、きのこ類、ビタミンC、エキナケアなど

⇒対策③ 熱しやすく冷めやすい体質を改善する
日頃から、熱しやすい体質(冷めやすくもあります。炎症が起きやすい体質)を是正しておくことも大切です。
漢方では「腎の陰」(じんいん)が弱っている状態です。腎を強化し、血液を増やすとともに血液の質改善も考えます。
漢方薬:六味丸、知柏地黄丸、温清飲、十全大補湯、帰脾湯、瓊玉膏(ケイギョクコウ)など
食材:黒いもの全般。黒胡麻、黒豆、ひじき、きくらげ、プルーンなど。また葉緑素を含む緑の野菜も良いです。ほうれんそう、小松菜など。
※(注意)これら腎陰を補う食材は概して消化が良くありません。消化が良くなるよう調理に工夫し、毎食適量ずつ摂取するのがポイントです。無理して食べ過ぎると却って胃腸を傷めます。

3. その他、日常生活で過剰な「活性酸素」が生じる典型的パターンを6つ

【1】 喫煙→禁煙する。(喫煙している人にとってはもっとも効果を上げられる対策)
例えば、同じ被ばく量であっても、喫煙者のほうが非喫煙者に比べ、桁違いに肺ガン発生率が高くなると報告されています。これは、喫煙によって肺に恒常的な炎症(活性酸素)が発生するためと思われます。
しかし、たとえ今ヘピースモーカーであっても、禁煙すれば数年経つうちにガン発生のリスクは減っていきます。禁煙後10年も経てば、喫煙を続けた場合にくらべ、リスクは半分程度まで落ちるといわれます。
尚、ご本人以外の家族、とくに小さなお子さんにとっては、受動喫煙が喫煙者本人に対する影響と同程度に出ますのでご注意下さい。

【2】肉食中心→食事は野菜中心へ
肉の摂取量が多くなると、強力な発ガン物質「ニトロソアミン」の体内生成が増え、結果として「活性酸素」も増えます。

【3】加工食品は慎重に選択する。~化学添加物の含まれる食品はできるだけ避ける。
化学添加物を分解する際に活性酸素が生じる。また、添加物によっては「ニトロソアミン」の体内生成を増やします。見た目は悪くても添加物がより少ない食品をお選び下さい。

【4】酒、節酒する。
お酒の成分(エチルアルコール)は、人体にとって分解解毒すべき異物です。分解過程で「活性酸素」が生じます。飲酒には有益な面もありますが、肉体的にみれば確実に酸化ストレスになります。

【5】外出する時は紫外線対策する。
長袖、帽子、日焼止めを塗布など。紫外線も日常に「活性酸素」が発生する大きな要因です。

【6】睡眠不足・過労を避ける。また趣味を持ち、時間に余裕を作りリラックスする。規則正しい生活・趣味のある生活・腹式呼吸・全般的に余裕ある生活をおすすめ致します。
交感神経が緊張したままだと活性酸素が増えます。精神的なストレスで病気になるというのもやはり活性酸素が関連しています。

※ 語呂合わせで覚える。
⇒「酒(さけ)気(き)にしてね!」
「さけ」 ・・ アルコール類は控え目に
「き」 ・・ 禁煙、および若年者の受動喫煙に注意
「に」 ・・ 肉食は控え目にして野菜を多く食べる
「し」 ・・ 紫外線に注意
「て」 ・・ 化学添加物がより少ない食品を
「ね」 ・・ 寝る。睡眠不足にならないこと。過労を避ける。リラックスして適度に休養を取る生活を

4. 最後に

あまり完璧を期すと、それがまたストレスになります。
良い事、悪い事は知識として持ち、日頃は注意する一方で時にはハメを外す・・・というのが現実的だと思います。

食べ物で「体内除染」~キレート作用について シリーズ4

1. 「体内除染」

前回までは、人が放射線を浴びたことによって受ける被害を減らす方法について考えました。そこでは、日頃の食事の材料や、生活上の習慣・注意点などについて考えてみました。これらは、「放射線に耐える体づくり」とも言えるものです。

しかし今回は、被ばくの原因物質をできるだけ体内から除去する方法について考えてみます。放射線に真っ向から立ち向かい、その害を減らすよう様々な対策に力を入れるより、そもそも放射線の出元である放射性物質を遠ざけるほうが根源的な解決法と言えるでしょう。
「言うは易く行うは難し」ですが、原発事故後のこれからを生き抜くには、多面的にいろいろな対処法を活用したいものです。

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2. セシウムの体外排泄を促進する医薬品「ラディオガルダーゼ」

「ラディオガルダーゼ」(ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸鉄(Ⅲ)水和物)は、放射性セシウムで大量に内部被ばくした時に用いられるお薬で、平成22年12月に国内でも販売開始されました。
これは「放射性セシウム体内除去剤」と呼ばれ、過去の被ばく事故でも実際に人に使用され、相当なセシウム排出効果が認められました。というのも、そもそもこのお薬は核戦争を念頭に開発された薬だからです。

ところでこのお薬の実体は、実は絵の具にも使われている「プルシアンブルー」と呼ばれる色素です。この「プルシアンブルー」は、日本では「紺青」(コンジョウ)と呼ばれ、江戸時代の北斎の絵画にも用いられていますから、昨今新たに開発された化合物ではありません。
この色素の特色は、セシウムやそれと似た性質のカリウムを強力に吸着するというものです。
例えば現在福島県内では、土壌の除染にいろいろな手法が試されています。しかし、土壌を水で洗ってもなかなかセシウムを洗い流すことが出来ません。それはセシウムが土壌に強く吸着され離れないからです。ところが、この色素(プルシアンブルー)を汚染土壌に加え加熱攪拌などの処理をすると、ほぼ100%の放射性セシウムを取り除けることが分かって来ました。このように色素の「プルシアンブルー」はセシウムに対する強力な吸着剤と言えます。

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3. 「プルシアンブルー」が吸着するのは腸内にあるセシウムだけでは?

いいえ、全身に散らばったセシウムを回収できます。腸から吸収され血流に乗った放射性セシウムは、カリウムと勘違いされたまま体内を巡っています。しかしセシウムはその通り道でちょっとだけ腸の中に顔を出します。その腸の中に顔を出した瞬間に、プルシアンブルーがセシウムを捕まえ、そのまま便と一緒に体外に出してしまうのです。
このため、「ラディオガルダーゼ」というお薬自体は体内に殆ど吸収されませんが、それでも全身に分布する放射性セシウムの排出に役立ちます。

このように、さまざまな生体物質が胆汁に含まれる形でいったん十二指腸内に分泌され、再び小腸から吸収され体内(肝臓)に戻っていく循環を「腸肝循環」(ちょうかんじゅんかん)と呼びます。「ラディオガルダーゼ」が効く仕組みは、これを利用したうまい方法と言えます。
一方で、このように金属等を吸着する作用は「キレート作用」と呼ばれています。多くの場合、吸着された物質は体内への再吸収が阻害され、結果として体外に排泄されていきます。専門用語ですが、今後内部被ばく予防を考える時に要(かなめ)になる事柄ですので、そのまま紹介させていただきました。「キレート」とはギリシャ語で「カニのハサミ」を意味するそうで、言い得て妙ですね。

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4. ところでアップル(りんご)ペクチンも話題になっていますが?

海外の文献では、アップルペクチンも放射性物質の体外排泄に効果的だと報告されています。この効果は、現在日本で公式に認められている訳ではありません。しかし、キレート作用を持つ「ラディオガルダーゼ」に効果が認められる一方で、程度の差はあるものの、アップルペクチンにも同様のキレート作用が有ることが認められています。しかも、このようなキレート作用は、作用の強弱はあれ、他のいろいろな食品の成分にも認められます。

例えば、野菜などでは、大豆、グリンピースなどの豆類全般(味噌も)、パプリカ、ジャガイモ、ナス、ニンジン、大根、キャベツ等、また、海藻類や玄米もそうです。果物では、リンゴ、バナナ、(干し)ぶどう、洋ナシ、みかん(皮)、オレンジ(皮)、柿、いちご、西瓜などです。
また放射性ストロンチウムに対するキレート作用があるものとして、クエン酸、アルギン酸などの成分やキチン・キトサンが挙げられます。アルギン酸は直接人体での検証でもストロンチウムに対するかなりの防護作用があったと報告されています。クエン酸は果物(キウイ、グレープフルーツ、パイナップル、レモン、洋ナシ、イチゴなど)や梅、黒酢やリンゴ酢などに、アルギン酸は主に海藻類(昆布、ワカメ(メカブ)、ヒジキなど)に含まれます。キチン・キトサンはカニなどの甲殻類の殻から作られます。

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5. キレート作用のある食材をどのように活用したら良いのでしょう?

まず、体内の放射性物質を尿から排泄するにせよ、便に含ませて排泄するにせよ、体内の水の代謝が悪かったり、便秘が続いているようでしたら片手落ちになるでしょう。
例えばキレート作用の結果、便の中に比較的高濃度の放射能が含まれることになりますが、このような便が便秘により長時間大腸内にとどまれば、便と接する周囲組織は局所的に強く被ばくすることになります。却って危険なことにならないよう、キレート作用を期待する前に、あらかじめ便秘やむくみを解決して置くことが大切です。
基本的に冷たい水ものを多く飲むと、身体が冷え水分代謝が悪くなりむくみを起こしやすくなります。また、腸が冷えるとその動きが悪くなり便秘につながります。冷飲食を避け身体を冷やさず代謝を良くする生活習慣が基本として大切と言えるでしょう。
漢方では、このような代謝改善作用があるものに、肥満症の薬として有名な「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」があります。普通、便秘がちで、末端の代謝が悪く、皮下に脂肪の沈着等が認められる方に用いられます。

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6. 「キレート作用」の用い方にはご注意を!

キレート作用を持つ物質は、腸内でさまざまなミネラルを吸着し体外に排出してしまいます。このため玄米やペクチンなど「キレート作用」のあるものを重点的に摂取しますと、体内のミネラルのバランスが悪くなったり不足してしまう恐れがあると言われます。特にカリウムやカルシウム、そして鉄や亜鉛などのミネラル類は、多くの専門家が指摘する通り、不足すると内部被ばくを促進するとされ、不足がないよう充分注意するよう言われているものです。
例えば放射性セシウムの排泄を促そうと毎日ペクチン等をどんどん摂取したとします。するとキレート作用の行き過ぎで、体内のカリウムも不足ぎみになります。セシウムはカリウムと化学的性質が似ているため、人体はカリウムを確保しようとして、誤ってセシウムを体の中に留めてしまいます。この結果、セシウムの代謝が悪くなり、身体の各組織に沈着するようになります。

このように「キレート作用」の利点を充分に活かすには、「キレート作用」のある食品を摂りつつも、ミネラル不足にしない配慮が必須といえます。現にチェルノブイリ周辺で使われているアップルペクチンを含む錠剤も、同様の理由から、現地では長期連続使用を避けるよう指導されているとの事です。
では、カルシウムやカリウムなどが不足しないように、これらを豊富に含む食品をどんどん食べたり、または栄養補助食品を摂ったりするのはどうでしょうか?

もし食事と同時に補給するとしたら、これも良くありません。せっかく摂取した海藻などのキレート作用を邪魔することになるからです。ペクチンなどがセシウムを吸着しようとしても、その前に補給されたミネラル類が割って入ってしまうからです。小腸内に正常なミネラルがあふれ、肝心の放射性セシウムは見逃されてしまうことでしょう。せっかく補給したミネラルの多くも吸着されて捨てられてしまい、もったいないことです。
このため、ミネラル類の補給は、食事中や食直後ではなく、食後やや経ってから行うのがおすすめです。先ほどお話しました「腸肝循環」は、1回の食事で1回転しかしないのではなく、1回の食事分の消化に何回転もするといわれます。その為、多少の時間差をつけてミネラルを補給すれば、その間に食事中の「キレート作用」を持つ成分が、ある程度、放射性物質の吸着を進められるからです。

なお、成分にキレート作用の認められる食品は、一般に生育過程でも土壌などの放射性物質を吸い上げて吸着する率が高いとされますから、購入の際は汚染の心配がないものを選ぶ必要があります。
また海藻類は、概して放射能対策に優れた食品とされていますが、摂り過ぎは禁物です。海藻類に含まれるヨウ素の摂り過ぎは、不足と同様に甲状腺に悪影響が心配されるからです。伝えられている過去の経験からすれば、味噌汁の具にワカメを使ったり酢の物にするなど従来の食卓の感覚で良いと思われます。

7. おわりに

低線量の長期間被ばくによる健康への影響は、チェルノブイリでの経験を経た現在でもはっきり分かっていません。このような状況で特にお子さんの居るご家庭では、たとえ神経質すぎると思われても出来る限りの対処をしたいと思われる方が多いことでしょう。
上記が、それぞれのご家庭で実践的な対策を考えられる際に多少なりともヒントとなれば幸いです。

基本に戻って「水際防衛」  シリーズ5

■前回までのまとめと今回の話題

放射線被ばくによる健康被害の発生には、実は「活性酸素」が大変重要な役割を果たしています。
このため日常生活でも、「活性酸素」を増やさない注意や工夫が大切になって来ます。放射性物質を避ける以外に、毎日の食事や生活態度もキーポイントになるという事です。
夜更かしや喫煙、過度の飲酒など、従来から健康に良くないとされて来た習慣に注意して頂き、ビタミンCなどの抗酸化物質を摂り、また日々の食事・食材にも留意して頂くことなどです。

そして更に、放射性物質がいったん体内に入ってしまっても、これを体外に排出する手段はないか?ということで、「キレート作用」を持つ食材とその利用法について考えました。今までも、血中コレステロール値が高い時などに、「キレート作用」を持つ食材が推奨されて来ましたが、その考え方を放射性物質の除去に応用する訳です。

しかし注意しなけなければならないのは、「キレート作用」で排出できるのは、体組織に沈着する前の放射性物質で、血液に乗って流れている状態のものに限られるということです。「キレート作用」も万能ではありません。

放射性物質がいったん体内組織に食い込んでしまった後は、これをほじくりり出して体外排出する有効な手段が、今のところありません。例えばストロンチウムはカルシウムと化学的性質が似ていて、カルシウムと間違えられて骨に取り込まれてしまいますが、いったん骨に移行してしまったストロンチウムを効果的に取り除く方法はありません。ストロンチウム90の物理学的半減期は約29年で、生物学的半減期に至っては約50年と極めて体から出にくく、いったん沈着してしまったストロンチウム90は、ほとんど一生体内に抱えて過ごすものと考えるべきでしょう。

このため根本的に大切なのは、やはり体内に入った放射性物質が体組織に沈着するのをブロックし、そして、そもそも放射性物質を極力体内に入れないことです。
言ってみれば「水際防衛」です。

そこで今回は、
①放射性物質の組織沈着を阻害する
②放射性物質を体内に取り入れないこと
イ) 呼吸から
ロ) 食品から
の点について考えてみます。

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■①放射性物質を体内に沈着させない。

原発の爆発直後に安定ヨウ素剤の服用が言われましたが、ヨウ素以外の放射性物質についても、これらを体組織に沈着させない仕組みは同様です。
人体から見分けがつかず有害な物質が細胞に取り入れられる危険がある場合、あらかじめ安全な方の物質で体内を満たしておけば、有害な物質が細胞などに取り込まれる確率を減らせる、という考え方です。

たとえば放射性ヨウ素は、これが体内に入る24時間前から直後の間に安定ヨウ素剤を適切に服用すれば、何もしない場合に比べ甲状腺への蓄積が90パーセント以上阻止されるとされます。

セシウムやストロンチウムなどについても、これほど顕著に効果を稼げるかはともかくとして、仕組み自体は同様に当てはまります。しかし、放射性ヨウ素の半減期が約8日間と比較的短いのに比べ、例えばセシウム137は半減期が30年と長寿命のため、対策や注意も長期にわたって必要になるという点が異なります。

以下では、各放射性物質についてその沈着を妨げる具体的な食材を列挙して見ました。

・放射性ヨウ素
安定ヨウ素で体内を飽和させておく。 
昆布やワカメなどの海藻類
※放射性ヨウ素131は、現在環境中から殆ど消えています。しかし海藻類は別の意味で大切です。

・放射性セシウム
カリウムで体内を飽和させておく。
大豆、納豆、ナッツ類、ひじき、のりなどの海藻類、ほうれん草、パセリ、芋類、バナナ、リンゴ
など

・放射性ストロンチウム
カルシウムで体内を飽和させておく。
チーズ、骨ごと食べる魚(ししゃも等)、大豆、大豆製品、モロヘイヤ、小松菜、ゴマ、ひじき、カルシウム剤など 
※マグネシウムとバランス良く摂取する必要があります。(カルシウム:マグネシウム = 2:1)
玄米、ひじき、ほうれん草、豆腐(にがり=マグネシウムを含む)、ナッツ類等とともに。

・プルトニウム
鉄で体内を飽和させる。
(動物性:吸収率が良い)レバー、赤身の肉、貝類(アサリ、しじみ、カキ)、卵、かつお、まぐろ、うなぎ
(植物性:吸収率が低い)海藻(ひじき等)、小松菜、ほうれん草、大豆、大豆製品(黄な粉、味噌)、枝豆、ゴマ、プルーン、など

※「飽和させる」とは言え、過剰に摂取すれば害もありますので、程々に考えてください。
鉄による胃腸障害や、カルシウムによる結石などです。

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■②体内に取り入れない。

イ) 吸飲(呼吸による吸い込み)
吸飲による被ばく量は、内部被ばく全体の5%程度と言われることが多いようです。
この場合、内部被曝のうち残りの殆ど(約95%)は、食事から体内に入るものだと言われます。
(これについては諸説があり、吸飲と経口摂取がほぼ同じくらいに見積もる見解もあるようです。)
とはいえ、吸飲でも、風が強く舞い上がった時は、無風時にくらべ10倍程度多く内部被ばくすると確かめられています。この事からも、たかが吸飲と軽視しないほうが良いでしょう。

また、セシウムやストロンチウムは水溶性のため、肺に入ってから血管に吸収され代謝されて体外に排出される分もありますが、プルトニウムは不溶性のため多くが肺内部に定着してしまうと言われます。風で舞い上がった土ぼこりの中を無防備で居ることは、長期的な影響を考えると安全とは言えません。

(以下対策)
・放射性物質の再浮遊に注意 / 特に風が強い時
風の強い時は・・・
出来るだけ窓を開けたり換気扇を回したりしないよう注意する。
特に地面が乾燥している場合、洗濯物を外に干さない。
外に干した洗濯物を取り込む時は、いったんはたく。
また、庭の手入れなど屋外で作業するのは、雨の後など舞い上がりが少ないタイミングで。土をいじる時は周辺に水を撒いて舞い上がりが無いように配慮するなど。

・外出時はマスクを着用する
東大アイソトープ総合センターの発表によると、実験の結果、不織布マスクを着用すれば浮遊しているセシウムをほとんど吸い込まずに済み、吸飲による内部被曝量を大きく減らせると報告しています。これは、空気中に浮遊するセシウムが単体ではなく、埃などに吸着されて比較的大きな固まりとなって浮遊しているためと思われます。

・お部屋の掃除等もこまめに
※関東圏でも、家庭の掃除機の集塵パックからかなりの量の放射性物質が検出されていると報道されています。掃除を怠るということは、つまり、それらの放射性物質を含む埃を舞い上げ、日常的に吸い込んでいるということになります。マスクの場合と同じく、「埃(ほこり) = 放射性物質」と言えます。
もちろん、掃除の時はマスクを。

・おやすみは出来ればベッドで。
埃は床周辺に滞留するため。

ロ) 食事
繰り返し報道されている話題ですから、どなたもご存知の事が多いでしょうが、ここで再度まとめて見ます。
//調理での注意
・皮ごと調理しない。(放射性物質は、普通食べない部分に多く集まる。お米の籾殻やキャベツの外側の皮など)
・野菜はよく水で洗う。また細かく切って水に晒す。(セシウム、ストロンチウムは水に溶出する。)
・湯でこぼす。
・野菜の傷は、大きく切り取る。(放射性物質は傷んだ部分周辺に多く含まれる)

//食材
・食材として避けたほうが良いもの
a) 原発事故の影響を受けた地域の、野生のもの、家庭菜園で栽培したもの。
※野生のものは勿論、家庭菜園で栽培したものも、カリウムを多く施肥するなどの放射能対策が充分でない可能性があり、同種の作物でも報道等で周知されている含有量より多くの放射性物質を含んでいる可能性があります。
品目で特に注意すべきなのは、キノコ類、ベリー類、柑橘類、豆類など
その他、キレート作用(重金属の吸着作用)を持つとされる食品は、念のため安全かどうか確認する。キウィ、大根など

b) 影響を受けている海域の海産物で
海底性の魚類に注意。他の魚類に比べて高い放射線量が検出されています。
魚の骨に注意。(ストロンチウムが蓄積している可能性)

・海外産(輸入品)の食材を利用してみる。
缶詰、野菜、ジュースなど
※ただし、ヨーロッパ産は、チェルノブイリの影響があり、必ずしも安全とは言えません。またヨーロッパ産に限らず、外国産だからといって無条件に安全とは言えません。出来れば情報を集め吟味した上で。

・インターネット等で、震災前の食品を捜す。
ネットで、「震災前」のキーワードを使って検索してみますと、結構まだ残っているようです。

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■本当のところは?

ここまで神経質になる必要が本当にあるのでしょうか?出来ればここまでしたくない・・と思うのが普通の感覚ではないでしょうか。
しかし、現在、将来のことを本当に約束出来る確立した見解は未だ無く、専門家の間でも意見の対立が見られます。
ICRP(国際放射線防護委員会)は、内部被ばくによる健康被害を外部被ばくのそれと比べて特に大きく見積もっていません。一方、ECRR(欧州放射線リスク委員会)は、内部被ばくによる健康被害を、外部被ばくのそれに比べて少なくとも数百倍に見積もっています。(*脚注1)
現在日本での報道は、一般にICRPの見解に沿ってなされているようです。

どちらの意見が真実なのか分からない・・・と言うよりまだ研究途上なのでしょうが、小さな子供さんの居るご家庭では、「気を付けるに越したことはない」という考えから、どうしてもECRRの見方に近くなると思います。
ECRRの見方からすれば、上記のような生活上の注意点も基本的なことに過ぎません。子供のころから身に付いた生活の常識も、残念ながら原発事故を契機に大きく切り替えなければならないのかも知れませんね。

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(*脚注1)
例えば、ストロンチウム90を食物から体内に入れた場合の実効線量換算係数は、ICRP準拠では、0.028(μSv/Bq)ですが、ECRR準拠では、9(μSv/Bq)になります。300倍以上の開きとなっています。

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