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肥田舜太郎氏 『太陽と一緒に起きて、太陽と一緒に寝よう」

広島の原爆で被曝し、医師として当時より66年間被曝者の治療を続けてきた肥田舜太郎氏が自らの経験を踏まえ語られた内容

 麹町報道会見場で行われた記者会見の様子。左より市民放射能測定所理事の岩田渉氏、物性物理学の矢ヶ崎克馬氏、素粒子物理学の澤田昭二氏、肥田舜太郎氏、放射線医学、呼吸器病学医師の松井英介氏、歴史学の高橋博子氏

会見の冒頭で呼吸器病学医師の松井英介氏は、現在の原発の大きな問題として「通常運転でも様々なかたちの有害な放射性物質が出て、それにより自然環 境や原発の5キロ圏内、あるいは50キロ圏内に住んでいる人たちへの健康障害がある」と指摘。物性物理学の矢ヶ崎克馬氏は、団体名が内部被曝〈問題〉研究 会であることを強調し、「いまの被曝の学問は、アメリカの核戦略の遂行及び原子力発電の推進のために被曝の実態から内部被曝の問題が隠されており、本当の 科学をやっていない」と、これまで政治的に支配されてきた被曝に対する研究を明らかにし、人々の命を守ることを課題として活動をすることを発表した。

質疑応答の前に、広島の原爆で被曝し、医師として当時より66年間にわたり被曝者の治療を続けてきた肥田舜太郎氏が自らの経験を踏まえ語った。

「私は日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のたったひとりの医師として、全国の被曝者の相談を一手に引き受けてきました。聴診器をあて診断をした人 間は少なくとも6,000人に及びます。そのなかには、外部被曝を受けて大変な思いをして今日まで生き延びてきた人もいますし、内部被曝で説明のできない 非常に困難な症状を持ちながら、外から見てなにも症状がわからないため世間からは被曝者として認められず、社会から差別を受け、一人前の人間として生きて いけなくなった患者もたくさん見てきました。
最近、外国の人から『広島と長崎の経験をした日本が、なぜ地震の多い自国の海岸沿いに原発を54基もの原発を作ったんだ』というお話がたくさんあります。 また日本のテレビでしゃべられる専門家の方々も、そういうお話をされます。これは事実です。でもなぜそうなったのかということをお話になる方は誰もいませ ん。この原因はたったひとつ、占領したアメリカ軍が被曝者の病気すらもアメリカの軍事機密という声明を出して、被曝者に一切被害をしゃべってはいかん、書 いてもいかん。また医師は職業柄被曝者が来れば診療はしてもよろしいがその結果を書き残したり、それを論文にして論議をしたり、日本の医学会が放射線のことを研究することを一切禁じる。これに違反する者は占領軍として重罪に処すという声明を発表して以来、被曝者は沈黙を守り、医師は自分の診察した症状を記 録もしなくなったのです。ですから、当時の被曝者が戦後経験してきた放射線の被害の実情は、どこにも正確に記録されていない。今の政府も今のお医者さん も、誰もこの当時のことを正確に学ぶ資料がまったくありません。

福島の事故の話を聞いたとき、いちばんはじめにこれは大変なことになったな、と思いました。福島第一原発から出ているのは、広島や長崎の原爆で使われたウ ラニウムとプルトニウムを混ぜあわせた放射線です。あそこの人たちに将来、広島と長崎の被曝者が経験したことがそのまま起こってくると考えるほうが常識な んです」。
また、日本に核戦略や原発推進政策の影響を与えるアメリカへのアピールの具体的な道筋についても、肥田医師は回答した。

「大変難しい問題ですけれど、アメリカの国内の医師や学者にも同じことを思っている方がたくさんおられます。現在のアメリカの政治情勢では、この方たちは 黙らされて、出す本も売れない状態になっているのですが、アメリカの国民のなかの核兵器に対する反対勢力は同じくらいあります。これが結束して、アメリカ の世論を変えていくなかで、いま沈黙している医師や学者は必ず私たちと一緒になっていく。特に英国の学会はアメリカから完全に離れて内部被曝を危険とみな す考えに変わってきています。ですから国際情勢はたいへん厳しいけれど、一歩一歩事実に基づいたところに足をかけはじめている。私はこの動きに大きな希望 をかけています。そして、日本のなかの良心を持った学者たちをできるだけ掘り起こして、力を作りながら世界の世論にしていくことが大事で、できないことで はないと思います」。

そして、記者からの「日本国民全員は内部被曝をしている状況と自覚したほうがいいのか。その上で、個々の免疫力の差によって生きながらえる方法を選ぶという状況なのか」という質問に対し矢ヶ崎氏は、現在空気中の放射能の埃を通じて日本が汚染される局面はかなり低くなっている、とする見解を示したものの「食 べものの中に放射性物質が入り込んで、これが日本の極めて迅速に働く流通機構により日本を覆い尽くしています。ですから依然日本中の住民が汚染されるとい う危機に瀕している」と警告。続いてこの問題に対し肥田医師は次のように答えた。

「どうしたらいいかということについて専門家の方々は口を揃えて『原発から遠くへいけ 』『汚染された疑いのあるものは口にせず、必ず大丈夫だというものを手に入れて食べろ』、このふたつが安全な道だということをおっしゃる。確かにその通りなんですけれど、外部であれ内部であれ被曝したことは日本中みんな間違いないんです。
実際に福島のいろんな方に会ってみると、遠くへ行けない人はどうしたらいいのかを聞きたいというんです。それがあまり強いものだから、私は自分の経験から、放射性が原因になって病気になって、それで命を取られるんだから、病気を起こさないように我々の生活を工夫しようじゃないかという運動を起こしたんです。そのなかには昔から言われる『腹八分目で飯を食え』とか、早寝早起きがいいとかいろいろなものが出ますよね。そのひとつひとつを点検して20年くらい 全国で論議をした結果、これがいいというのがひとつの柱ができたんです。

ほんとうにバカバカしいようなことだけれど、我々の祖先が免疫を作ったときの条件は、灯りもなければ熱もなく、太陽以外のエネルギーを持たなかった。その 状態を壊さないために、太陽と一緒に起きて、太陽と一緒に寝るという規則正しい生活をするのがいちばんいいんじゃないかということになって、何万という人 間が実際にやったんです。その結果、いま80過ぎ、90過ぎの被曝者が生き残っている。だから、道は遠いようだけど、みんなに誰でもができることですか ら、まずそこから話をはじめよう。被曝者が具体的に行い、ひとりひとりが命を守って今日まできたことなので、これはやはり現在福島で被害に遭っている方が 参考に聞いたほうがいいだろうと。

なので私はあちこちで話します。そうすると、他に対策が何もないものだから、『たったひとつこれがあればなんとかなると いう希望がひとつできた』と言ってみんな喜んで帰っていく。それほど行き詰まって、どうしたらいいかわからない。だから私はそうした努力をみんなでしていくべきだろうと思っています。誰か偉い人がパッと教えてなんとかなるという状況じゃないのです」。

「市民と科学者の内部被曝問題研究会」は現在の日本での低線量の健康リスクに焦点を当て、科学的に事実に即して内部被曝の研究を市民と協力して人々に伝え、世界の基準を変えていくことを目的に活動を行っていく。
また、今回会見を行った肥田舜太郎医師の活動を追ったドキュメンタリー『核の傷』が、3月中旬より公開される予定となっている。

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「内部被曝に負けないカラダの作り方」肥田舜太郎氏談

原発事故で、大量の放射性物質が日本中にバラ撒かれた。“1億総被曝時代” となった今、95歳の肥田舜太郎医師の言葉に耳を傾けたい。肥田医師は、広島市への原爆投下により自らも被爆。その後、6000人を超える被爆者を診てきた。67年間にわたる経験から見出した「内部被曝に負けないカラダの作り方」とは?

 低線量被曝・内部被曝」の本当の恐ろしさは、数年後、数十年後にその影響があらわれるところにあります。飲食や呼吸で体内に取り込んだ放射性物質は、内側からじわじわ体を蝕んでいくのです。広島・長崎の原爆でも、直接爆弾に被弾したわけではないのに、多くの人が原因不明の症状に苦しみながら亡くなりました。

 実は「高線量×短時間被曝」よりも「低線量×長時間被曝」のほうが、より細胞組織を壊してしまうという実験結果が数多くあるのです。

――それでは、この内部被曝を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

 子供や妊婦のためにはできるだけ安全な食べ物を確保するべきだと思いますが、私たち全員が1年に1000食以上、完全に安全な食べ物を食べるというのも無理な話です。であれば、唯一の方法は「放射線に対する免疫力を弱めない」ことしかありません。

 そもそも「生きる」ことは「放射線と闘う」ということです。約40億年前に地球に生命が誕生してから多くの生物が紫外線と放射線で死に、奇形もどんどん生まれました。しかし長い年月を経て進化を続け、私たちは放射線に抵抗する免疫を高めてきたのです。

 その免疫を弱めないためにいちばん大事なことは「早寝早起き」です。そしてたっぷり時間をかけながらよく噛んで食事をすること。発酵食品で使われる微生物も、人間同様に放射能と闘いながら進化してきました。微生物が生きている発酵食品を積極的にとることもよいでしょう。また、カロリーや塩分を摂りすぎず、腹八分目を心がける。偏った食事をせず、野菜を中心にできるだけ多くの種類の食べ物を少しずつ食べましょう。

 これらは一見簡単なことのように思えますが、多くの人は実行していません。その結果、先祖から引き継いできたせっかくの免疫力を弱めてしまっているのです。

 <日刊SPA!より取材・文・撮影/田中裕司 北村土龍>

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免疫力と腸

健康であるためには、腸内微生物が元気であることが不可欠と言われます。
動物の起源はイソギンチャクのような腔腸動物と言われ、腸が生命の大本です。
体で最大の免疫器官と言われる腸の情報をまとめてみました。

放射能は取り込まないに限りますが、仮に取り込んでも、腸が元気であれば排泄力も高く、免疫力が上がり、大きな害を避けることができるのではないでしょうか。
発酵食品を食し、腸内微生物が元気であることが、免疫力をあげることにつながります。

腸内微生物イラスト.jpg

◎放射能汚染から身を守るために
http://otsukako.livedoor.biz/archives/51760768.html

長崎で被爆しても患者さんが原爆症にかからなかったことで有名な秋月博士は、「体質医学」の大切さを主張し、次のようにいっている。

 「それは、人間の体質を作り変えることが医学の本然の姿であるという信念による。人間の体質を作り変えて、病気にかからなくてすむ身体、また病気にかかっても軽くて治る身体になることである。また、慢性疾患に罹患していても、体質を変えていつの間にか病気が離れる身体になる、この医学である。」(「体質と食物」)

◎腸から進化した多細胞生物
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=252610

◎腸は最大の免疫器官
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=261232

◎腸は生命の見張り番
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no032/wise/index.html


「バンビの独り言」より転載
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/3ec102690275f61f5ae9cf59f1f99437

う・ふ・ふプロジェクト

福島が福の島となる日を
願って活動しています





















*バイオディーゼルの山田周生さん
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*被災地のローソクになろう
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*生きていく場を考えよう
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